腕や足にタンコブができないのはなぜ?

子供の頃は、よくタンコブをこしらえたものです。目の上にできたときは青あざができ、それは見られたものではありません。

でもよく考えてみると、タンコブは腕や足にはできず、 頭に集中していたようです。 さて、そのわけは?

まず、タンコブの中身から考えてみましょう。それは、ぶつけたことで血管が切れて皮膚の下に血液が溜まったもの。だから、皮膚に傷ができれば出血してしまい、こぶにはなりません。
頭には、血管を保護する筋肉のような柔らかい部分が少なく、すぐ下には硬い骨があるため血管が切れやすいのです。腕や足には柔らかい部分が多いし、硬い骨も近くにありません。 それで、腕や足にはタンコブができないのです。

ただし、向こう歴などは、皮膚の下がすぐ 骨なので、タンコブができることもあります。とにかく、タンコブができたら十分冷やすこ とが大切です。