カバは真っ赤な汗をかく?

動物園のカバは、昼間でも陸に上がっていることがありますが、野生のカバは昼間は川の中で眠ったり、泳いだりしています。そして、夜になると草を食べに陸に上がってきます。


あまり見る機会はありませんが、カバは大変な汗かきで、陸に上がると、全身汗びっしょりになります。このカバの汗が、血のような赤い色をしていると言ったら信じられますか。


かいたばかりの汗は透明なのですが、見る間に真っ赤に変わっていきます。これは、空気に触れると汗に含まれている色素が赤く変化するためなのです。


なぜカバが大汗をかくかと言えば、陸上でも皮膚を濡れた状態に保っておかないと、皮膚がボロボロにはがれやすくなってしまうため。


陸上ではノソリノソリと重たそうに歩くカバですが、水の中では軽々と泳ぎます。